ウォッカ戦争
欧州連合における、ウォッカの定義に関する議論を俗にウォッカ戦争という。
穀物、ジャガイモが原料のもの以外はウォッカとして認めない - ポーランド、スウェーデンなど
サトウキビやブドウが原料のものも認めるべき - イギリス、オランダなど
以上の二派に分かれ、5年の間議論が続けられた。
議論は2007年12月17日に決着し、「原材料を明記することによって、ウォッカと認める」という結論で双方が合意した。
12世紀ごろからロシアの地酒として飲まれるようになったといわれているが、11世紀のポーランドで飲まれていたとする説もあり、詳細な起源は不明である。
14世紀のポーランドでは公衆衛生の概念が定着しており、ウォッカで食器などを消毒したり腋や足などを消臭する習慣があった。このことは1405年のポーランド王国の宮廷の記録に残っている。アルコールで消毒や消臭をする習慣はアラビアからポーランドへの陸上交易(当時はアジアとの貿易は船でなく陸上で行われ、ポーランドはヨーロッパの東西交易の中心地だった)によって伝わったものとされる。同時代のヨーロッパではペストが大流行していたが、ポーランドのペスト被害は最小限に収まっている。当時のフランスやドイツではペストの原因として、「ユダヤ人が井戸に毒を入れたから」というデマとともにユダヤ人に対する迫害が激化したが、当時のポーランド国王カジミェシュ3世はそれを単なるデマだと考え、ポーランド王国はユダヤ人の西欧からポーランドへの移民や難民を積極的に受け入れ、以後ポーランドはヨーロッパでもっともユダヤ人の多い国となる。
1794年に白樺の活性炭でウォッカを濾過する製法が開発され、それ以降ウォッカは「クセの少ない酒」という個性を確立する。
1917年のロシア革命により、モスクワのウォッカ製造会社の社長ウラジーミル・スミルノフがフランスに亡命し、亡命先のパリでロシア国外では初めてウォッカの製造販売を始めた。このスミノフの工場に1933年、ロシアからアメリカに亡命していたルドルフ・クネットが訪れた。クネットはアメリカとカナダにおけるスミノフ・ウォッカの製造権と商標権を買い取って帰国。以後、アメリカ産ウォッカの製造が始まり、アメリカは世界屈指のウォッカ消費国となる。
ウォッカは、ロシアやポーランド、ウクライナなど東欧・旧ソ連圏で製造されている蒸留酒。日本の酒税法上はスピリッツに分類される。大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなど穀物を原材料とし、蒸留後、白樺の炭で濾過して作る。このため、一般に無味無臭無色である。ただし、フレーバード・ウォッカ(フレイバード・ウォッカ、フレーバー・ウォッカなどと表記されることもある)のように、香味が付けられているものも存在する。
ヴォトカ、ウォトカ、ウォツカ、ウオッカとも表記される。なお、ウォッカの読みは日本における慣用とされ、むしろ原語発音に近いヴォトカ、ウォトカないしウォツカに修正される方向にある。
成分は、ほとんどが水とエタノールであるため癖が少ない。このため、本来ウォッカを常飲していたロシア・東欧圏以外では、カクテルの材料の1つとして他の飲料と混ぜて飲むことが多い。一方、ロシア・東欧圏では「混ぜ物をしてウォッカを飲む」ということは邪道と目されている。スラブ諸語においては、ウォッカは「水 (вода)」から派生した名詞である。
なお、日本ではウォッカはひとつの酒類の固有名称であるように扱われているが、ロシアなどでは単に「蒸留酒」を表す一般名詞である。ロシアの少数民族で飲まれていたような蒸留酒も、ロシア語ではすべて「ウォッカ」と区分されている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
欧州連合にてこのような戦争があったのですね。
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